出産は女性にとって人生の一大イベントです。出産は痛みを伴うものだという固定概念が日本人にはあります。子どもは欲しくても出産は怖い、痛いのは嫌だ、痛みに耐えられないのではないかという不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。しかし現代には痛くない出産方法があります。無痛分娩です。
無痛分娩とは麻酔を使って、出産の痛みを和らげる方法です。陣痛が始まって、子宮口が5cm〜6cm開いたところで麻酔を打つのが一般的ですが、それよりも前でも、絶えられない痛みであれば麻酔を打ってもらうことができます。無痛分娩は痛みを和らげる方法ではありますが、実際には、歯医者で麻酔をすると歯を削られてもまったく痛みを感じないように、まったく痛みを感じることなく出産することができます。アメリカではとてもポピュラーな方法です。
もともと痛みに弱い人にとっては非常にありがたい無痛分娩ですが、体力がない人にとっても出産自体で体力を消耗することが少ないため、出産後の赤ちゃんのお世話に体力を存分に使うことができるのも大きなメリットと言えます。無痛分娩はどこの出産施設でもできるものではありませんし、麻酔をする分費用もかかりますが、安全性も確立された方法ですので、試してみる価値はありそうです。